福音館書店から2002年に出版された絵本。
ふしはら のじこさん作・絵。
本当のアフリカが詰まっているなと思える絵。大人や子どもたち、赤ん坊のしぐさ。
赤ん坊のおんぶの仕方も本物だ。アフリカの人たちが着ている布地の柄から、頭に巻き付けているスカーフ、アクセサリーもありのまま。荷物の運び方も懐かしい。市場で売られる商品のひとつひとつ、売られるものたちの並べ方もこんなだったな。教会が見える。建物の様子もそのまんま。街角で歌うミュージシャンたちもいる。火焔樹(かえんじゅ)もあるぞ。こんな枝ぶりの大木も見かけたものだ。
押し合いへし合いの乗り合いバスも、なにもかもが本当のアフリカの光景だ。
作者のふしはらのじこさんは、家族と共にコンゴ民主共和国の地方都市に2回にわたって暮らしたのだそうだ。
だから、本当のアフリカを描けたんだな。
友だちのシンゴくんにのじこさんの絵本のファンなのよと話すと、なんと出会いの場を作ってくれた。この絵本をもちろん持って行った。
広い市場の見開きページに、ぼくたち家族が描かれているんです、とのじこさんのご主人が教えてくれた。
え?
ほんとだ!
かのじょのご主人はゴリラの研究者。
ゴリラ研究のフィールドワークに同行したのだそうだ。
絵本の最後のページにサインしてもらった。
わたしのたいせつな絵本だ。
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