2020年7月15日水曜日

ブックカバーチャレンジ絵本編⑦~「木はいいなあ」と「木をかこう」」


”かってに絵本紹介”の7回目です。
今回の絵本に、これを選びました。 『木はいいなあ』(偕成社)  ジャニス・メイ・ユードリィ・作  マーク・シーモント・絵  さいおんじさちこ・訳
作者のユードリィさん(保育園の先生だったそうです)は、この絵本全体で木ってこんなにすばらしいのよー!、っということを皆に教えてくれます。

35年も前になりますが、小さな娘を連れて夫の仕事でネパールに住んでいた時、わたしたちが借りていた家の庭に大きな木が一本ありました。果実がなるわけでもない大きな木でしたが、娘の恰好の遊び相手になってくれました。
娘は木によじ登ったり、夫が木の枝にぶら下げたブランコで(あまりに粗雑な作りだったので紐が取れて娘は投げ出されて戻ってきた木の板で頭をゴチン!と打ったこともありましたが)びゅんびゅんこいで遊んでいました。その木は大きな木陰をつくってくれて籐の椅子を持ち出してくつろいだりしたものです。
この絵本をめくると、ヒマラヤの国、ネパールでのことが懐かしく思い出されます。

それから、アフリカのバンギやキンシャサでよく見かけた光景も思い出します。
どちらも世界三大熱帯雨林のゾーンでしたから、町には大きな木があちこちに立っていました。大きな木の下は、庶民の休憩の場所でした。
わたしが「木の下理髪店」と呼んでいた、割れた鏡と椅子しかない床屋、道端カフェや物を並べて売っている人もいて、人々はのんびりおしゃべりしてくつろいでいました。
しみじみ、木はいいなあ~と思います。
日本で出版されてもうじき45年。アメリカではさらにその20年前に出版されたそうです。
そして、なんとこの本の最後でも木を植える場面が出てくるのですよ!
またまたフライイングで、木に関する紹介したい絵本があります。
イタリアのグラフィックデザイナー、ブルーノ・ムナーリさんが描いて書いた、『木をかこう』(至光社)です。

木を描いてみようよ、と誘いかけるように書かれた絵本は、なんと須賀敦子さんの訳です。
美術家、ムナーリさんの、形から入っていく木に注がれる視線で、いろいろな方向から紐解かれる木の造形の説明が次々に展開されてわたしたちを飽きさせません。読後、木を見つめるまなざしが変わってくること請け合いです!
わたしは、作者のムナーリさんに誘われて実際に針金で木を作ることに夢中になってしまいました。 
ぜひ、まずは本屋で手に取って見てみてほしいです。

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