2019年9月30日月曜日

西アフリカの鳥の図鑑の本~”Oiseaux de l'Afrique de l'Ouest”



とうとう入手しました。
アフリカの鳥の図鑑の本を。
中央アフリカのバンギにいたときから、思い続けて約20数年。

”西”アフリカの鳥の図鑑ですが、しっかり、バンギ時代の鳥にも、キンシャサ時代の鳥にも、この図鑑の中で再会することができました。


ワガドゥグの中心地区にある大きなおしゃれな本屋で、鳥の図鑑が欲しい、解説付きできれいな写真付きの図鑑が、と店員さんに尋ねると、あなたの所望する図鑑がついこの前までこの棚のこの辺りにあったのだけど、最近売れてしまったわぁと言われました。
がっかりするわたしに、あと2か月したら再注文の本が届くから待っててと声をかけてくれました。
そして、きっかり2か月経って本屋に行くと同じ店員さんが、荷物が届いたばかりで2,3日うちに開封して店に取り置いておくから連絡先を教えてと言われたのです。
本当に翌々日に連絡をくれて、すぐに受け取りに行きました。
それが、上の写真の本です。

ハードカバーではないにもかかわらず、本の厚みは2.5cmもあります。
きれいな写真に、分布地図まで載っています。
ページ数は500を超えています。

もう嬉しくなって、毎日毎日ページをめくって眺めています。
初版はロンドンの出版社から2001年に”Birds of Western Africa”の題で出版され、その後、パリの出版社”Delachaux et Niestle”から第3刷のものが4年ぶりに2019年6月に出版されたばかりなのでした。
なんというめぐりあわせ!

西アフリカ23か国の、1308種類の鳥たちを148色を使って印刷していると書かれています。




これは裏表紙です。

ちょっと高価でしたが、一生大事にするからと夫にも承諾してもらいました。
アフリカの鳥の本が欲しいというわたしのことを覚えてくれていた本屋の店員さんにも感謝です。





くちばしの長い、体は黒色だけど胸のところが赤と緑でとてもきれいな鳥。
この鳥が、バンギ(中央アフリカ共和国の首都)の我が家のアパートに寄り添うように立っていた高い木の枝にとまって夜明け前からパッピエポッ、ピッ!と繰り返し鳴いていましたっけ。
”souimanga”~”タイヨウチョウ”の種類の一つだと解かりました。

また同じアパートで、夜に「お母さん、ベランダの所に”ほくろう”がとまっているよ。」と息子が気づいて、家族でそーっと覗くと大きな”ふくろう”だったという、思い出のふくろうもたくさん載っています。



キンシャサゴルフクラブは町の中心地にあるにもかかわらず、豊かな緑とあちこちに点在する多くの池があって、鳥たちの宝庫でした。




こんな青い鳥、コルドンブルーもよく見かけました。




赤と青と黒が鮮やかなカワセミも、キンシャサゴルフ場にいました。
フランス語では、”martin-pecheur”~朝の釣り人。なんと詩的なネーミングだろうとうっとりしたことを思い出します。
ゴルフ場を飛び交っていた、グレーの体にきれいな朱色のしっぽを持つコンゴインコ、”perroquet jaco”もしっかり載っています。


ワガドゥグではきれいな小ぶりの鳩が飛んでいますが、この鳥図鑑には鳩のことも詳しく載っています。
夫の事務所に勤務する女性から聴いた、彼女の家族に伝わる鳩への恩返しを思い出します。ワガドゥグで見つけたアフリカンプリントの柄にも鳩が使われています。




バンギにいたときのこと。
夜中には「ゲギョ・・」とか「ホ・ゲギョ!」とか下手な鳴き方しかできなかったうぐいすが、何度も何度も練習を繰り返して、なんと明け方には「ホー・ホケキョ!」と立派に鳴けるようになったという思い出も忘れられません。
夫は、わたしが夢を見たのだと言い張りましたが、ケニアに長期滞在していた、やはり鳥の大好きな日本人の方が、ケニアにもうぐいすが確かにいましたよ、と証言してくれたので、今、この図鑑で一生懸命探しているところです。

日本でもおなじみの、すずめ、からす、つばめ、鶴。いろいろな種類があるのですね。
仏語辞書で調べても見つけられない鳥の種類もあります。
根気よく、この本と仲良くなって調べてゆきたいと思います。

2 件のコメント:

  1. BURKINAでは、民話といいいろいろな物に出会えるね。

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  2. 本当におもしろい国です。
    ぽん!と池に石を投じたら波が丸く広がっていくように,ワガドゥグの人たちは反応してくれて、知らない世界に案内してくれます!

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